テレビで、手ぬぐいをオシャレに利用する方法が紹介されていました。
その中に、手ぬぐいを使った祝儀袋があり、とても可愛くて、紙製と比べるとエコにもなり、何かに再利用できるところにも魅力を感じました。
ちょうど、身内が出産を控えていたので、出産祝いに利用したいなと思って作ってみました。私は不器用ですが、水引にも興味があり、無謀にも、自分で水引も作ってみました。これは、贈る相手が身内だったからできることです。
まずは材料の調達から
手ぬぐいは、雑貨を扱っているお店で買いました。可愛い柄の手ぬぐいがたくさんあり、創作意欲がわいてきます。
しかし、生まれてくる子は男の子なので、ピンクや赤い生地の可愛らしいものは適さず、かと言って、かっこいい黒地のものはお祝いにはふさわしくないし…と悩んだ末、ちょっと地味な色味ではありましたが、青いツバメの模様の手ぬぐいにしました。
ツバメは幸せを運ぶと言われているし、生まれてくる子の名前は青色と関連があるので、青いツバメの柄がちょうどいいなと思いました。
次は水引です。これがなかなか見つかりませんでした。
100円ショップと文房具店を5件ほどまわったのですが、扱っていないお店が多く、あっても種類が少なかったです。また、材質もあまり良いものではありませんでした。
仕方なく、白と金だけをお店で購入し、あとは家の中を探し回り、なんとか見つけ出した青い水引と合わせて、3色で作ることにしました。
後日になって見つけたのですが、手芸屋さんに行けば、キレイな色合いの水引がセットになって売られていて、水引の作り方が入ったキットがありました。もっと早く気づけば良かったなと思いました。
いよいよ実践!手ぬぐいの祝儀袋
水引きを作る
【材料】
- 水引:私は3色で作りました
- 針金:水引の留め金として使用
私は、『梅結び』というものを基本にして作りました。その際に、参考にさせていただいた動画です。
何度も練習しましたが、100円ショップの水引はカクカクしてとても曲げにくく、もともと手先が不器用なこともあってキレイには作れませんでした。練習も含めてですが、出来上がるまでに非常に時間もかかりました。調べたところ、『絹巻(きぬまき)』の水引であれば作りやすいようです。

《ネットだと、1本から買えたり、キットもあるようです。》
水引を作るにあたり、市販の祝儀袋を見てまわったのですが、水引だけに集中してみると色んな形があって面白かったです。水引作りがあまりにも面白かったので、ちゃんと絹巻のものを買って、もっともっと自分の日常に取り入れて、プチギフトなどにも利用していきたいと思いました。
私は、単に水引に興味があったので自分で作ってみましたが、市販の祝儀袋についている水引を使うほうが簡単で、見た目もキレイに仕上がる思います。
手ぬぐいで包む
【材料】
- 手ぬぐい:一般的な長方形のもの
- 白い封筒(中袋)
- 短冊
【作り方】
- 手ぬぐいを半分に折る。正面に見せたい模様があれば、その面が地面(台)に触れるように置く(自分に見えている面は、祝儀袋の内側になる部分です)。
半分に折る
- 左側を少し折って、白い封筒をはさむ。頼りないようでしたら、厚紙などを一緒に挟むとしっかりすると思います。
左側を折る
- 右側を少し折る。
右側を少し折る
- 下側を少し折る。
下側を折る
- 右側を、白い封筒に沿ってさらに折る。この時、左側を少しだけ見せるようにして折ります。これが正面になります。
左側は少し見えるようにして、右側を封筒に沿って折る
- 裏返して、先に上側を折ってから、最後に下側を折る
裏返して、先に上側を、最後に下側を折る
表面に見せたい模様がある場合は、正しい位置になるように、調整しながら折っていく必要があります。
そして、先ほど作った水引をかけます。後ろは、金色の折り紙を使い、のりで止めました。


短冊を入れて出来上がりです。

私が使用した手ぬぐいが地味なので、手ぬぐいで作る祝儀袋の魅力を十分にお伝えできていないと思いますが、可愛い手ぬぐいを使うともっともっと可愛い仕上がりになって心が躍ると思います。
作ってみた感想
材料として、お金を入れるための白い封筒、短冊、水引が必要なので、結局は、市販の祝儀袋を買ってきて、それを分解して利用するというのが一番簡単な方法なのかなと思いました。全て家にあれば問題ありませんが…。
水引作りには時間がかかってしまいましたが、手ぬぐいの祝儀袋はとても楽しく作ることができました。贈った身内にもとても喜ばれ、自分で作ったと伝えたら驚いていたので、話のネタにもなって良かったなと思いました。
今は、市販の物でも布製の祝儀袋が多くありますが、どちらかと言えばカジュアルだなと感じます。よほど仲の良い間柄であれば喜んでもらえると思いますが、フォーマルな場では不快に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
また、市販のものには、手ぬぐいだけでなくハンカチで作ったタイプの祝儀袋もありますが、ハンカチには「手切れ」や「別れ」を意味するものとして嫌な気持ちを持たれる方もいらっしゃるかもしれないので、お贈りする相手の方の気持ちや立場を考えて、選択肢の一つとして頭に入れておけば役に立つかもしれません。