おいしくスイカを食べたあとに残る皮。まだ赤い部分が残っているものもあったり、もう少し食べられそうな気もします。
そこで、捨てる前に皮を使ってもう一品!スイカの皮の浅漬けはいかがですか?
見た目にも涼やかで、暑さの中でも爽やかな味わいが楽しめます。
スイカの皮で浅漬けを作ろう!
用意するものは、スイカの皮、塩、ビニール袋だけです。
塩の分量も適当で、30分ほど放置するだけで食べられるので、とてもお手軽です。皮をカットする作業が少し手間ではありますが…。
作り方
- 残ったスイカの皮で、かたい緑色の部分と白い部分をカットして分けます。使うのは白い部分になります。
- 薄くスライスにします。赤い部分が残っていると見た目が涼やかです。また、好みにもよりますが甘みも残っているのでおいしいです。
- ビニール袋に入れて、塩をふります。分量は適当にお好みで。多めに入れて塩辛くなったとしても、出来上がってから水で洗い落とすと塩辛さが和らぎます。
- ビニールの口を結んで冷蔵庫へ。30分ほどで大丈夫です。私は一晩置くこともあるのですが、塩辛ければ水洗いします。
- 30分ほど経つと水分が出てきますので、食べる時は少し水をしぼっていただきます。
- 出来上がり
この浅漬けは、暑い日ほど食べたくなり、より美味しく感じられます。夏バテ予防にもなりそうだなと実感できるのですが、調べてみるとスイカの皮にはすごい成分が含まれているようです。
スイカの皮に含まれるアミノ酸「シトルリン」
シトルリンという成分は、血管を拡張し、それによって血流が良くなり、利尿作用もあります。
その結果、冷えやむくみの改善に繋がると言われています。女性にとっては嬉しいですね。
このシトルリンは、スイカの赤い果肉部分にももちろん含まれているのですが、白い皮の部分にはその約2倍の含有量があることが分かっていて、スイカ以外の他の果実にはほとんど含まれていない成分だそうです。
このことを知ると、スイカの皮(白い部分)をただ捨てるだけではもったいないと思ってしまいますね。そもそも、スイカ自体には多くの栄養素がバランス良く含まれているので、夏バテ予防には最適の食材です。
夏バテ防止に最適なスイカ
スイカは約95%が水分ですが、多くのビタミン、ミネラル、アミノ酸、そして食物繊維が含まれています。中でも、β-カロテン、リコピン、カリウムが豊富です。
β-カロテンは、新陳代謝を促して肌の老化を防ぎます。
スイカの赤い部分に含まれるリコピンには、抗酸化作用があります。リコピンと言えばトマトですが、なんとスイカの方が生トマトよりもリコピンが多いという結果が出ているそうです。
カリウムは、体内細胞の水分バランスを調整して、老廃物を排出するというデトックス効果があります。
スイカに対する予備知識もなく、ただ単にお箸がすすむからという理由で、我が家ではいつもスイカの皮の浅漬けを食べて暑い夏を越えてきました。スイカが、熱中症予防に必要とされる水分とミネラルを多く含み、浅漬けにすることで塩分も摂れ、スポーツドリンクのような役割を果たしてくれるということなのですね。
旬の物をいただくことは理にかなっているのだなと改めて思いました。
《参考にさせて頂いたサイト》株式会社萩原農場・スイカとメロンの専門種苗会社