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悠久の歴史に感動…キトラ古墳と高松塚古墳の壁画を見に行ってきました

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キトラ古墳の壁画が一般公開されるとニュースで知り、第1回特別公開へ行ってきました。

ちょうど同時期に、高松塚古墳の壁画も一般公開されるとあり、合わせてインターネットから見学の申し込みをしました。申し込むホームページはそれぞれ別になっていて、年齢制限などはなく、未就学児・幼児の参加も可能となっています。

申込時に、希望する時間帯を選択するのですが、『双方の壁画見学の申込みの有無』を答える項目があり、両方の見学を希望する場合は、時間帯に配慮して下さるようです。おかげさまで、どちらもちょうど良い時間帯で見学できました。

キトラと高松塚への移動は、近鉄「飛鳥駅」からバスが出ています。『明日香周遊バス1日フリー乗車券』などもあるようなので、この辺りを周遊される予定がある方には便利ですね。

私たちは、バスだと時間が読みにくいと思ったので、近鉄から発行されている『古代ロマン 飛鳥 日帰りきっぷ』を使って、電車と徒歩で移動しました。

その場合は、キトラの最寄駅が「壺阪山駅(つぼさかやまえき)」で、高松塚が「飛鳥駅」です。この間は1駅で、乗車時間は2分ですが、それほど本数が多くありません。

この切符ですと、壺阪山駅と飛鳥駅はフリー区間に当たるため乗り放題です。ランチでもこの区間を移動したので、私たちにとってはとても便利でした。

ランチのことは、別の記事にも書いています。

私は、古墳や壁画に特に興味があるというわけではなく、『一生のうちに一度は見てみたいな』という程度だったのですが、見学に行って本当に良かったなと思いました。正直、ここまで感動するとは思わなかった…という感じです。

キトラ古墳の壁画

最寄駅の「壺阪山駅(つぼさかやまえき)」から、ひたすら真っ直ぐに15分ほど歩いて行きます。途中、やや登り坂になっています。この日は霧雨だったこともあり、歩いている人はあまり見かけませんでした。

道なりに進んで行くと、長閑な風景から一変して、とてもキレイな建物が見えてきます。会場の『キトラ古墳壁画体験館 四神の館(しじんのやかた)』です。

しかし、到着した地上の入口からは入れず、エントランスは地下1階です。地下の入口付近は、駐車場と繋がっているためか人がたくさんいました。

四神の館はキトラ古墳の資料館になっていまして、入館は無料です。壁画の見学も、駐車場の利用も無料になっています。

資料館には、キトラ古墳の内部にある石室のレプリカが展示されています。ここで壁画の配置などが確認できます。レプリカは撮影も可能です。奥には「玄武(げんぶ)」が見えます。

壁画の見学時間まで30分ほど余裕があったので、先に資料館を見て回ったのですが、これは正解だったなと思いました。

資料館では、キトラ古墳がどういうものなのかを理解できるのはもちろんですが、鎌倉時代に泥棒が入ったものの、偶然にも「朱雀(すざく)」の壁画部分を残して石室が壊されていたという奇跡的なエピソードや、傷みが激しい壁画を修復するための技術を知れたり、そのために使われた道具なども展示してあって、日本人の緻密な職人技と、関係者のご苦労を思うと言葉にならないほど胸を打たれました

ミニシアターなどもあったのですが、こちらは時間が足りなくてパスしました。混雑具合にもよりますが、1時間もあれば十分にじっくりと楽しめると思います。興味深い資料がたくさんあって、とても楽しめました。

そして、いよいよ本物の壁画を見学できる時間です。事前申込制ですが、空きがあれば当日でも見学可能です。

展示場所は、一つ上の階(地上1階)です。数名ごとに班分けされての集合で、班ごとにまとまっての入場となります。見学できる時間は10分で、ここからは撮影禁止です。

中へ入ると、展示室は薄暗かったです。この時に公開されていたのは、「天文図(天井)、朱雀(南壁)、白虎(西壁)」と、数点の副葬品でした。

ガラス越しでの見学で、学芸員の方がいらっしゃるのですが、解説をして下さるわけではありません。こちらからの質問には丁寧に答えて下さいます。

天文図」は中国式の星座が配置されていて、ほとんどが直径6ミリの金箔と朱線で表現されているそうです。金箔はわりと綺麗に見ることができました。

金箔の太陽と銀箔の月、そして、オリオン座なども確認できて感動しました。現存する世界最古の中国式星図なのだそうです。写真は、資料館の天井なのですが、天文図が表現されています。

朱雀」は、傷みが激しくてあまりよく見えなかったのですが、資料館にあったレプリカの説明によると、今にも飛び立ちそうな躍動的な姿はとても珍しいのだそうです。

こちらの朱雀は盗掘にあっても残りましたが、高松塚古墳の朱雀の壁画は盗掘により破壊されて、残っていないそうです。写真は、資料館で撮ったレプリカです。

白虎(びゃっこ)」は、朱雀よりもキレイにはっきりと見えました。高松塚古墳などの通常の白虎とは、頭が逆向き(北向き)なのだそうです。こちらの写真も、資料館のレプリカです。

先に資料館を見ておくと、感動がひとしおです

日本で四神の図像全てがそろう古墳壁画は、キトラ古墳壁画のみとのことで、傷みが激しい実物の壁画に、どんな人が、どうやって描き、誰が埋葬されていたのだろうと1300年ほど前を生きていた人々へと思いを巡らせます。そして、現代まで残っているという奇蹟と、自分が実際に眼にできたことが嬉しくて、感謝の気持ちも湧いてきます。

10分の見学を終え、アンケートを記載して解散です。所要時間は、受付を含めて20分でした。

「四神の館」を出ると、すぐ横には実物のキトラ古墳があります。とてもキレイに整備されていて、実際に見るととても小さいなと感じました。

古墳というと、仁徳天皇陵などの大きな古墳をイメージしてしまいますが、キトラ古墳は、古墳時代終末期に造られたものであるためサイズが小さいのだそうです。資料館の模型によると、この円墳の真ん中に壁画が描かれた石室が入っているのですね。

キトラ古墳は、7世紀末~8世紀初頭に造られたと考えられていて、石室内からは骨と歯も発見されていますが、「大柄な熟年男性」で、豪華な副葬品などから「身分の高い人」ということが分かっているだけで、人物は謎のままだそうです。

最初の発見が、付近の住民の方からの「近くに(高松塚古墳と)似たような古墳がある」という声だったと知り、本当によく発見されたものだなと思いました。

古墳の近くには、金属製の壁画プレート(乾拓板)があり、紙と鉛筆を持って行くとお子さんは楽しめると思います。石室の壁画と同じ大きさということなので、全体を写すには大きい紙が良さそうです。

続いて、高松塚古墳の壁画見学へ移動します。

高松塚古墳の壁画

高松塚古墳の壁画は、古墳のある場所とは離れていて、国営飛鳥歴史公園内にある仮設修理施設での見学になります。

近鉄「飛鳥駅」からバスも出ていますが、私たちは徒歩で行きました。10分ほどで到着します。

駅前には、案内板が出ていて助かりました。こちらの看板に、「当日受付の可否」も記載されていました。キトラと同様に事前申込制ですが、空きがあれば当日でも見学できます

駅前の橋などにも四神のモチーフがありました。

公園内に入ると、休憩所で『バーチャル飛鳥京体験in高松塚』というイベントをやっていたので体験してみました。

こちらは無料のイベントで、スマホが取り付けられたゴーグルを装着すると、高松塚古墳の中をバーチャルで360度のぞき見ることができるというものです。5分ほどの体験なのですが、これが思いのほか楽しかったです。

高松塚古墳の壁画は2008年から公開されており、今回私が参加したのは第15回でした。

修理作業室での公開で、見学用通路からガラス窓越しに見せて頂けます。キトラの時と同様に、当選時にあらかじめ班分けされていて、班ごとでの見学になります。

最初に、仮設のセミナールームで待機するのですが、こちらにはタッチパネル形式で高松塚古墳の壁画を解説してくれる映像があり、面白かったです。

セミナールームで簡単な説明を受けて、そこから徒歩で修理施設へと向かいます。人数確認をされて、15名ほどの人数が整列して移動します。

移動中も、豊かな自然につい写真を撮りたくなるのですが、こちらは文化庁の管轄とあって撮影は不可です。参加者の方が質問していましたが、風景などの撮影もNGだと言われました。

施設の入口前には、関係者と思われる方がたくさんいて、とても厳重な体制なのだなと感じました。入口でオペラグラスを貸して下さいますが、持参しても構わないようです。

こちらも10分間の見学時間で、今回公開されていたのは、「東壁女子群像、西壁女子群像、東壁男子群像、西壁男子群像、北壁玄武」とのことでした。こちらでは、解説員の方が説明をして下さいます。

修理作業室なので大きな機械がたくさんあり、まるで「作業場見学」のようではありますが、昔、教科書でも見た「飛鳥美人」こと「西壁女子群像」をこの眼で見れたことの感動がとても大きかったです。特に、色彩の綺麗さに目が釘付けです。

写真はパンフレットですが、このような状態のものを見学します。

遠くの作業台にあるものは、オペラグラスでもあまりよく見えませんでしたが、有名な女子群像は手前に配置されていたので、じっくりと見ることができました。再び、1300年ほど前の日本に想いを馳せて、感動で胸がいっぱいになりました。

いつまでも眺めていたのですが、10分を知らせるアラーム音が鳴り響き、見学時間があっという間に終了しました。退出後は、任意でアンケートを記入して、所要時間はトータルで30分でした。

実物の高松塚古墳は、こちらの施設から少し場所が離れているため、今回は訪れませんでした。

楽しいおみやげ選び

近鉄飛鳥駅の前には、飛鳥総合案内所「飛鳥びとの館」という、観光案内所とおみやげ屋さんを兼ねた建物があります。飛鳥のおみやげがたくさんありました。

こちらで、私が今回利用した『古代ロマン 飛鳥 日帰りきっぷ』の特典の一つである「お買い物割引券(200円)」が使えました。

古代米を使用した食品が多く、写真は、古代赤米で作られたポン菓子『あかぽん』というものです。

こちらは、『キトラ四神せんべい』というもので、味は容易に想像できますが、「明日香村産古代緑米粉入」と書かれていたので買ってみました。壁画を見てきただけに、このプリントがあるものに惹かれます。

私は、それほど古墳や壁画に興味があったわけではありませんでしたが、見学に行って本当に良かったと思いました。やはり、一生に一度は見ておきたいものだなと実感しました。

今回は、特急には乗れない切符を使用したこともあり、乗り継ぎも良いとは言えず、大阪から2時間ほどかかりましたが、悠久の歴史を感じるとても素敵な時間でした。

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