サンドイッチと塩昆布の組み合わせが、意外にもとても美味しい…!!癖になってしまうほどです。
この組み合わせを初めて知ったのは、サンドイッチハウス『メルヘン』の大丸梅田店限定『神宗の塩昆布入りアボカドサンド』を食べたことがきっかけでした。
偶然に見たテレビでメルヘンさんが紹介されていたのですが、日本人好みの味を研究してこられて、素材にこだわって作られているサンドイッチにとても深い愛情を感じました。工場は持たずに、百貨店内の厨房で全て作っているのだそうです。
この点だけでも「食べてみたい」と思ったのですが、さらに大阪限定のサンドイッチが紹介されていて、それが神宗の塩昆布入りというではありませんか!これは食べたい。絶対に食べたいと思い、早速買いに行きました。
お店には、美味しそうなサンドイッチがたくさんあって、フルーツサンドの種類も多いのですが、その中でも『神宗の塩昆布入りアボカドサンド』は人気ナンバーワンと表記されていました。
どんな味がするのだろうと、ドキドキわくわくしながら食べてみると、これがあまりに美味しくて驚きました。
そして、塩昆布が一体どんなふうにサンドイッチに入っているのか気になって、分解しながら食べてみました。
とても便利な『とろとろ昆布』
サンドイッチのパンをはがしてみると、目についたのは看板商品の塩昆布でした。
三角形の塩昆布が一枚入っていたのですが、この一枚だけで味を担っているわけではなく、全体的に昆布の味がするのです。どうやら、岩のりのようなものがパンに塗られているのだと気づきました。
神宗(かんそう)といえば、行列ができる昆布屋さんというイメージが強く、初めてあの行列を目にした時はとても驚きました。「そんなに美味しい昆布を売っているのか…!」と。朝からできる行列は、数量限定の『徳用塩昆布』というものが販売されているからだと、後日知りました。
自分用としてはなかなか買うことのない高級な塩昆布で、私はご進物として利用することが多いのですが、反対に、頂いた時には本当に嬉しいです。絶妙な味付けで、ご飯とよく合って本当に美味しいです。
《参考神宗のHP》
今回は、パン1斤分のサンドイッチを作る予定があったので、以前食べたメルヘンさんの限定サンドイッチの味が忘れられず、同じように塩昆布を入れてみようと思い、神宗さんを訪ねました。
大丸梅田店では、メルヘンさんのすぐ近くに神宗の店舗があって、店員さんに「メルヘンさんのサンドイッチがとてもおいしくて」ということをお伝えしたところ、実際にサンドイッチに使われている商品を教えて下さいました。
2つのタイプの塩昆布が使われているそうで、まず一つは、最もポピュラーな四角いタイプの塩昆布。

こちらの塩昆布のパッケージは、開封後にクリアファイルとして利用できるのが面白いです。絵柄は、季節によって変わるのだそうです。

そして、もう一つが『とろとろ昆布』という岩のりの佃煮のようなタイプのもの。しかも、個包装になっているものもあって、これはとても使いやすいなと思いました。価格もお手頃なので、お試しとしても購入しやすいです。

神宗さんの昆布は、天然の真昆布が使われていて、うま味調味料や保存料などを添加せず、自然の素材のみで味付けをされているのだそうです。
サンドイッチを作ってみる
購入した神宗さんの2種類の塩昆布を使って、さっそくサンドイッチを作ってみることにしました。メルヘンさんのアボカドサンドイッチが美味しかったので、アボカドと卵も入れました。
- まずは、とろとろ昆布を食パンに塗りました。個包装の使い切りタイプなのでとても便利です。
- そして、その真ん中に四角い塩昆布を1枚乗せました。
- もう一枚の食パンには、粒マスタードを塗りました。
- レタス、アボカド、塩コショウとマヨネーズで和えた卵を挟んで、出来上がりです。
大満足の和風サンドイッチ
私は、最初にメルヘンさんの商品である『神宗の塩昆布入りアボカドサンド』を知って食べてみたいと思ったわけですが、もし、これがただの「塩昆布入りアボカドサンド」だったとしたら、あまり惹かれていなかったかもしれません。
塩昆布とアボカドという組み合わせが、美味しそうだとは感じにくく、また、サンドイッチに昆布という組み合わせも、なんとなく磯の香りがしそうな気もしました。
これが、「神宗の塩昆布」という表記があったことで、なんと贅沢なサンドイッチだろうかと興味が湧き、味にもそれほど不安を感じませんでした。
そして、実際に食べてみると、昆布とサンドイッチが本当によく合っていて、予想以上に美味しかったです。
食べ終えたあとも、軽食という感覚ではなく、しっかりと食事をしたという印象が残りました。アボカドが入っているのに和風テイストのサンドイッチになるので、お茶とも合います。
作っている工程は、全く写真映えもせず、美味しそうには見えないと思います。隠し味的な意味合いもあるので、色味のうえでもあまり載せるべき写真ではないなと感じますが、『とろとろ昆布』という商品がとても使いやすくて、サンドイッチ作りにはぴったりでした。
私は、このサンドイッチとラプサンスーチョンという中国の紅茶を合わせて味わってみました。
ラプサンスーチョンという紅茶はとても癖のある紅茶で、単体で飲むには好みが分かれるところではありますが、スモークサーモンのサンドイッチや、サーモンマリネとはとても相性が良いです。
《茶葉を松葉でいぶして着香するので、とてもスモーキーな紅茶です》
紅茶というよりはお茶のような感じなので、塩昆布入りのサンドイッチとも合ったのかもしれません。サンドイッチも紅茶も、どちらもとても美味しくいただくことができました。